記事:令和4年3月21日
温暖化で開花が遅れる?
地球温暖化が進んでいる昨今ですが、最近は国内の南方の地域でサクラの開花が遅れる傾向にあります。暖かくなれば早く咲きそうなものですが、そうではなく、これにはサクラの開花システムが関係しているそうです。サクラは夏の間に花芽を作り、それを春に咲かせます。でも夏にはサクラの花は咲きません。なぜならその花芽は休眠している状態で、5度以下の低温に数日間あたらないと春に開花しない仕組みになっているそうです。しかし温暖化の影響で冬の気温が上がると、休眠から目覚めるために必要な低温条件が満たされなくなってしまいます。つまり寒い日が減ったことでサクラの花芽が目覚めるのが遅くなってしまうようです。