記事:令和3年7月27日

-アブラムシの生態-

たいせつに育てている野菜に害を与えるアブラムシ。アブラムシは基本的には雌しかいません。単為生殖といって雌は雄がいなくてもどんどんこどもを産み、そして冬前になると突如雄を産みはじめ、雌はその雄と交尾して卵を産むそうです。 冬に成虫を見かけないのは寒さでみんな死んでしまうようですが、卵は耐寒性が強く越冬し、春に孵化して子孫を残しています。 
また彼らは羽を持たない虫です。そのため一か所で仲間が増えても移動できず、えさの取り分が減ってしまいます。こうしたストレスを感じると今度は羽を持った仲間を産みはじめ、よそに移ります。こうして生活の場を広げているのです。臨機応変に性別とからだの形を変える、それがアブラムシの厄介さのヒミツのようです。