記事:令和3年3月20日

ー よい土の条件 ー
『よい土とはバランスのよい土であること』
物理的には、水分や肥料からの栄養分を保持しておける「保水性」と「保肥性」があること。次に根や土中生物に酸素を送る「通気性」があること。そして根腐れや酸欠の原因になる過剰な水分を土中に残さない「排水性」があること。これら4つのバランスを兼ね備えた土が「よい土」であり、多くの植物の生育に適していると言われています。
次に、化学的にみたよい土の条件としては「土中のpH」が適正かどうかです。植物はそれぞれ生育に適した「最適pH」を持っているようで、日本ではpH6~7の弱酸性を好む植物が多いと言われています。しかしpHは降雨で徐々に酸性に偏る特徴を持ちます。雨の多い日本では適宜石灰質資材を用いてpHを調整する作業が欠かせませんネ。