記事:令和2年12月16日

ー今年の除夜の鐘ー
12月31日の深夜、午前0時をはさんでお寺の鐘がゴ~ンと鳴り響きます。
仏教では、人間には108の煩悩があるとされています。
除夜の鐘の音で、それら煩悩を一つずつ取り除いていくのです。107回まで
は旧年中の煩悩が去ったことを意味し、108回目の鐘は、年があらたまった
新年に、煩悩に惑わされないようにと願ってつくものとされています。
今年の除夜の鐘は、とりわけ未曾有の禍災を取り除き、『108個目の鐘が
脱皮の始まり』と捉えたい、です。