記事:令和2年10月21日

ー 風のいろいろ -
日本人は風で季節を知るといわれるように、風は季節ごとにさまざまな名前で呼ばれています。
春一番は、2月中旬から3月上旬にかけてその年に初めて吹く南風。 東風(こち)は、春先に東から吹いてくる風。春を思わせる柔らかい印象ですが、多くは雨を伴います。 彼岸西風(ひがんにし)は、春分の日のころに吹く西風で、浄土のある西方から吹く、ありがたい風でもあります。 薫風(くんぷう)は、5月ごろに吹く風薫という言葉のもとになった爽やか風。 やませは、農作物に被害を及ぼす、山から吹き下ろす東北や東から吹く冷たい風のこと。 野分(のわけ)は、秋に吹く強風や台風のこと。 雁渡し(かりわたし)は、冬の到来を告げるかのように吹く風のこと。 木枯らしは、吹くと、急に冬らしくなり、12月、北風が吹き渡ります。 <お天気暦から>